近頃、家を建て直したいな、と思うことがよくある。
築25年が近づく釧路の我が家には愛着があり、
とりたてて老朽化が目立つわけでもない。
それでも建て直しを夢みるのは、
総吹き抜けの二階建ては老後暮らすには広すぎると感じ、
若い頃から集めてきた本やカセット、CD、DVD、
あるいは大きなオーディオ装置などが重荷に思えてきたからだ。
築25年が近づく釧路の我が家には愛着があり、
とりたてて老朽化が目立つわけでもない。
それでも建て直しを夢みるのは、
総吹き抜けの二階建ては老後暮らすには広すぎると感じ、
若い頃から集めてきた本やカセット、CD、DVD、
あるいは大きなオーディオ装置などが重荷に思えてきたからだ。
小ぢんまりとした平屋に建て直して、
思い切った断捨離をして身軽になりたい、と思い始めた。
ぼくが死んだら、この家は、
息子一家(その頃はきっと結婚して家族もいるだろう)が
夏休みの数日間を過ごす別荘として使うことになるだろう。
別荘サイズの小さな家の方が使い勝手がいいはずだ。
つまり、いささか気の早い〝終活〟願望である。
といっても、〝先立つもの〟が全くない。
宝くじにでも当らなければ実現不可能だが、
宝くじを買ったことはないので当たらないだろう(笑)。
つまり、およそ実現性のない夢のような話なのだが、
建て直すときにお願いする建設業者だけは決めている。
地元釧路の「丸善木材」という会社で、
2年前に外装をリニューアルするときにもお願いしたが、
道産のカラマツ材で素晴らしい仕上げをしてもらった。
こうした地元材で作った小さな家を建てられたらいいな。
随分まわりくどい書き出しになったが、
この丸善木材の社長が鈴木一浩さんである。
最初お会いしたときには専務で、やがて副社長となり、
この秋、前社長の急逝に伴い社長に就任された。
実業家だが、同時に、
知る人ぞ知るファンクのオルガニストでもある。
その鈴木さんのライブが昨夜、
カフェ・レストラン「釧路倶楽部」で催された。
釧路倶楽部は、釧路川河畔の最高のロケーションにある。
眺望がよく薪ストーブを設えた内装も魅力的だが、
元は日ソ友好協会だった建物なので、
レーニン像があったりするのが面白い。
鈴木さんのライブはちょうど2年前の12月、
東京の沼袋でも聴いている。
そのときはトリオだったが今回はソロ、
「ホワッツ・ゴーイン・オン」「ヘイ・ジュード」など、
共通したナンバーも何曲かあった。
ガチなオルガン・ファン、鈴木ファンで、
熱気に溢れていた東京でのライブに比べれば、
地元釧路でのライブは音楽以外の知人も多いらしく、
もっとリラックスした雰囲気である。
奥様にも御挨拶したが、
ぼくと同じ松江のお生まれというから驚いた。
生まれ故郷でいまでも愛着のある松江と、
仕事で赴任したのをきっかけに住みついてしまった釧路。
大好きな二つの街(人口も約20万人でほぼ同じだ)が
一瞬にして結びついた夜だった。
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