2011年10月29日土曜日

“果てしなき無責任” (「ETV特集」作者前口上)

明日(30日)夜放送のETV特集、
「果てしなき除染 〜南相馬市からの報告〜」が完成した。
がつんと手応えのある番組に仕上がったと自負しているし、
ぜひ見ていただきたいと思うのだが、
作った人間としては複雑な思いがあるのが正直なところだ。

番組では、
福島県南相馬市の
いまなお高い放射線量が検出されている地域で、
不安を抱えながら暮らしている人たちの姿を記録している。
取材者として、彼らの置かれた状況に心を痛め、怒りもする。
しかし、ぼくはそこに住んでいるわけではない。
言わば「逃げ場がある」のだ。
そして、取材すれば取材するほど、
この問題には「出口がない」ことが見えてくる。
明日への展望がないなか不安に囚われる人たちを描けば、
それは「不安を煽る」ことになるかもしれないと自問する。
しかし、やっぱり伝えるべきだと思い直す。

最近、放射能がもたらす健康被害よりも、
不安な精神状態が及ぼす被害の方が大きいという話を聞く。
たぶん、事実はそうなのだろう、と思う。
思いながらも、その不安をもたらしたのは誰だ、と考える。
著書「医療崩壊」で知られる小松秀樹先生が、
「100ミリシーベルト以下は安全」と発言した
福島県立医大の山下俊一氏を擁護した文章を読んだ。
山下発言の当否はともかく、
(もとよりぼくに疫学的に検討する力はない)
小松氏の発言には事実誤認があるように思う。

それは、世を覆う不安感の一因を、
南相馬市で活動する坪倉正治医師の言葉を借りながら、
「マスコミによる煽り」だとしたことだ。
…本当にそうか?
原発事故のあとマスコミは大袈裟に不安を煽ったのか?
記憶を呼び起こしてほしい、事実はまるで逆だったはずだ。
原発事故の後に専ら流布されたのは、
「安全だ」「ただちに健康に影響はない」と繰り返す、
政府による“大本営発表”ではなかっただろうか。
マスコミはその“大本営発表”を垂れ流したのではなかったか。
「ETV特集」の尊敬すべき同僚たちが
20kmラインに取り残された人たちの現実を伝えるまで、
ぼくたちは、現地で本当に何が起こっているかを、
ほとんど知らなかったはずである。

あの戦争の時代、
楽観的な大本営発表が繰り返されたにも拘らず、
少なからぬ日本人が
「この戦争は負ける」と気づいていたと聞く。
ましてやメディアが多様化の一途をたどっているいま、
「原発事故を起きたが、安全だ」などと誰が信じるのか。
事実、事態は政府の言明を遥かに超えてエスカレートした。
政府が「安全」を連呼すればするほど、
“逆・狼少年効果”で誰も信じなくなったはずである。
(ぼく自身も二日目には政府発表を一切信じなくなっていた。)
そして、その後の政府の対応も不信感を増幅するだけだった。
事故後に、
「年間1ミリシーベルト以下」だった一般人の被曝許容量を
一気に20ミリシーベルトに引き上げたなど、言語道断である。
20ミリシーベルトが科学的に妥当かどうかの話ではない。
事態を追認して規制値を変えたのでは信頼を失う。
一種の後出しジャンケンであり、
自分が負けそうになるとルールを変える駄々っ子の所業だ。
その政府が、
如何に「安全」を強弁したところで、誰も信じるわけがない。
つまり、いまや、
「政府がいっても信じてもらえない」のではなく、
「政府がいうからこそ信じられない」というのが現実である。
国民の不安心理が募るのは当然のことではないか。

山下氏はたぶん誠実な一種の学者バカだろうと推測するが、
結果として免罪符の役割を背負わせられているのではないか。
小松氏の発言もまた、
不安感の所以、つまりはコトの本質を取り違えていると思う。

最大の問題は、
原発の推進に当たってきた人たちの無責任である。
彼らが終始責任回避しようとしたことが事故処理を誤らせた。
問題を解き明かしていくためには、
番組にご出演いただいている児玉龍彦東大教授の
次の言葉に立ち戻るべきだと思う。
(この言葉は番組の中では使っていないのだが…)

「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
国と東電はそれを保証する義務がある」

















誤解しないでいただきたいのだが、
児玉先生は、
「1ミリシーベルト以上は危険」だと言っているのではない。
危険であるか、ないかは、
住民自身の判断に任せるべきだというのである。
(当然、判断のためのセカンドオピニオンが求められる。)
例え科学的には「安全」である可能性が強いとしても、
不安を感じるなら「避難する権利」は認めよう。
この考え方は、暗黙のうちに、
住民が「原状回復を求める権利」を前提としている。
当然のことではないか。
自ら責なくして不安のどん底に落とされた人々が、
3.11以前に戻すよう求めることに何の無理があろう。

しかし、現実的には原状回復は難しい。
少なくともすぐには不可能だ。
そういう意味では、
取り返しのつかないことが起きてしまったのである。
であれば、国と東電は国民に謝罪するしかない。
ただ頭を下げればいい、というものではない。
「原発は安全だ、重大事故など起こり得ない」と言い募り、
原発を推進してきた人たちは責任をとって退場すべきだ。
政治家、経産省の幹部、学者、言論人…。
事後処理を誤った原子力安全委員会、
原子力安全・保安院の幹部は、当然、更迭すべきだろう。
そして、東電は、当然ながら破綻させるしかない。

起きてはならないことが起きたのに
「責任」を誰も取らないという現状は明らかに異常だ。
そして、原子力を推進してきた人たちの責任回避が、
放射能の影響はそれほどでもないのに
不安を抱く方が悪いと言わんばかりの論調となって、
きょうも現地の人たちを苦しめている。
ぼくはそこに怒りながら番組を作った。
だが、繰り返すが、ぼくには解決の道筋は見えていない。
「除染」は、ややもすればざるで水を掬うような話になる。
本当にもう一度この土地に住めるのか、
問い直さざるを得ないときが案外早くくるのではないか。



88 件のコメント:

  1. はじめまして。ETV特集観終わったところでこのブログ読ませていただきましたが、全くもって同感です。ぼくは今回の事故について誰も、いい大人が一人も責任をとろうとしないことに深く深く怒り絶望し、そんな大人たちを見て育つ若いひとたちがこのさきどんな悪行を重ねていっても無理ないと思います。またこうやって国は劣化して崩壊していくんだと強く感じてます。どうにもならないのなら、ブログにも書かれているようにまずは謝ることからではないでしょうか?そこから始めないと住民、強いては国民の不信感だけが募り前には進まないと思います。

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  2. 番組拝見しました。
    「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    国と東電はそれを保証する義務がある」という言葉を
    番組がカットしてしまう(せざるを得ない)事にこそ、
    問題の本質があると思うのですが。

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  3. 児玉教授の「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    国と東電はそれを保証する義務がある」って言葉はどうして使われなかったのでしょうか?

    あの番組内で、その言葉の持つ意味は大きいと思います。
    こうやって、書いていただいて知ることが出来る人間と、そうではない人間では、また 番組の受け取り方が違うト思います。

    除染作業中に、マスクもせずに 落ち葉や腐葉土を集めてらした森林協会の男性に、
    大丈夫ですか? 被曝しますよとの声はあがりませんでしたか?

    番組クルーの方からでも、それを指導している方でも
    誰でもいいんです。
    危険なことくらい 子どもだって解ってる事だとは思います。
    でも、それでも、声をかけてもらいたい。


    私たちが子どもを大切に思うように
    子どもは親を大切に思います。大人だから少々の事は大丈夫。ではないですよね。

    そんな想いで見ていました。

    除染をしなくては住めないだろう土地に
    子どもたちや 赤ちゃんが居る・・・・
    除染と並行して生活が成り立っている。 といのは

    除染の有効性が確実である 数日間、我慢すれば・・・でだけ成り立つのでないでしょうか?

    除染をする間だけでも、避難をさせる。
    除染が終わって、その経過を見て 住めるか住めないかを決める。
    それが 何故・・・出来ないのかが 私には理解できません。

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  4. 一番大事な「「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    国と東電はそれを保証する義務がある」という言葉をなぜカットしたんですか??

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  5. 拝見しました。事故直後の政府の不作為など、総合テレビでははっきり言わなかったことを明確にされているところは良かったと思います。しかし、制作段階で強く感じられていたあらゆる矛盾について、もっともっと突っ込めたのでは…?児玉先生の避難する権利に関する発言をなぜ放送しなかったのか…?意図が見えません!残念です。もっと強い思いを電波に乗せてほしかった。

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  6. やはり受信料の支払いを一生拒否しようと思います。

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  7. 児玉先生の「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。 国と東電はそれを保証する義務がある」

    このコメントをカットした意図をお伺いしたいです。

    コメントのカットが明記されているますが、編集権を使ったことが明白です。
    放送局に、編集権を主張する権利があると言うことは、すなわちNHKが、この場面を意図的にカットしたということが明白です。

    従って、NHKの隠蔽体質は依然として極めて責任が重いです。

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  8. 番組、拝見しました。
    今、南相馬市が置かれている現状を理解する上ではよかったと思いますが、やはり児玉先生の避難に関する発言がカットされたことは問題に思います。当然ご存知のこととは思いますが、チェルノブイリでは、住民自身が避難をするかどうかを決定する避難権利区域というものが設定されました。福島でも避難権利区域の設定を求めている人もいるようです。こうしたことについても報道して欲しかったと思います。

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  9. 「保証」してもらっても仕方ないと思うのですが「補償」の間違いではないでしょうか?意味が全然違ってくると思います。

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  10. 匿名さん、番組をつくるには20倍以上の録画取材をして、その素材を削りに削って1時間の番組を仕上げます。児玉さんの「権利・義務」の発言はたしかに重要ですが、それ以上に、製作者の意図を伝える必要がある場面や言葉を紡いでいって、番組がつくられます。その言葉を選ぶかどうかは、作り手の心ですが、上記の発言がなかったからといって、NHKの圧力があったかというのは誤解だとおもいます。残念ながら、総合(1ch)のNスペや特集番組は満足いくものが少ないのが現状です。予算も少なく困難な状況の中でがんばっているETV特集のスタッフの方々を、もっとポジティブに認めることが、良い番組を生み出すことにつながると私は思います。

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  11. 問題の一文をカットするまでには、局内でさぞや激論を交わされたのですか?

    それともカットを条件にして企画が通ったのかな?

    でもそれじゃ"自主規制"だ!

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  12. マスコミはいつも、そう。大事な部分を省いて(前後)しまう。
    誰のための報道なのか。

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  13. はじめまして、twitterから来ました。
    先ほどE特を拝見しました。重要な問題提起、福島と原発問題についてのまともな報道が少ない中で大変貴重な番組だったと思います。

    ですが、不満も残りました。
    児玉氏を主人公にしている以上しばりがあるのですが、
    「(避難ではなく)除染をせよ」というメッセージしか聞こえてこないのです。

    チェルノブイリの経験や低線量被曝•内部被曝の危険性を訴える専門家(他ならぬ児玉氏もそうですが)の研究や意見から、今の福島に、とりわけ子どもが長期とどまることは危険性が高い、少なくとも楽観視はできないはずです。

    児玉氏自身が「一刻を争う」と番組中でも言ってました。
    ならば、そんなに危険な状況で、かつ除染が少なくともすぐには年1ミリ以下までにできないのであれば、今やるべきことは「避難」ではないでしょうか。

    福島の意識の高い人と私のように避難支援をしている人たちはみんなそう思っています。除染にトライするのもいいが、せめてその間に避難をと。そうしたメッセージが少しでも垣間見えるかと思ったのですが、それは感じられなかったのが残念です。「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。 国と東電はそれを保証する義務がある」の発言は、なぜ入らなかったのでしょうか。入っていれば、大きく違ったと思います。これはおっしゃるように1ミリ以上なら即危険かどうかではなく、元々の公衆の被曝限度が年1ミリシーベルトであり(今も法律は有効)、20ミリというのが後出しジャンケンの基準だからです。その問題は今後追究してほしいです。

    ともあれ、ETVはNHKの唯一最後の良心です。
    これからも、改善しながら取材を続けてください。

    お願いとして、目立つ児玉氏のような方ばかりではなく、神戸大の山内教授のように地道に福島市の高線量地域の測定をして除染の不可能性を指摘している方や、その地域「渡利地区」で苦悩している住民の事を取り上げてほしいと思います。20ミリという政府の暫定避難基準が、避難に関してどれだけ深刻な影響を福島県民に及ぼしているか焦点を当ててほしいです。健闘を祈ります。応援しています。

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  14. ぎりぎりのところで良く真実を書いてくれました。

    自分の身を危険に晒す、そのすんでのところでやっているということを、肌で感じます。



    まずは会社の中から変えたい、けれど声を上げられない。


    そういう人たちが日本全国のあちこちの会社で今日もそ知らぬ顔をして仕事に励んでいるふりをしています。

    本当に、データが隠し通せなくなるまで国民はこのゲームを続けさせられるのだろうか?


    目を覚ます機会は幾らでも与えられているはずなのに・・・


    児玉先生のコメントが、ディレクターさんの意図に恐らくは反してカットされたのだということ、それがNHKで行なわれているということの意味は極めて重大です。

    私自身、このコメントを実名で出せないことに自らの卑怯さを禁じえませんが、敢えてここに足跡を残させてもらいます。

    今一度、全ての経緯を時系列で振り返ろう!

    放射能拡散全てのデータをメディアが一体となって整理し、秩序だったやり方での情報提供に努めよう!

    情報難民が出ないように全国津々浦々まで正しい情報を届ける努力をしよう!

    そして、悪者は退場し正しい人たちが世を治めるという当たり前の世の中を作ろう!

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  15. 発言カットについての、正直なご回答を期待します。
    もう、見るべき番組がありません。

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  16. 増田 あきら デザイン業2011年10月31日 1:48

    発言カットについての糾弾はこの場でしてなんの意義があるのでしょう?少なくともカットされた事とその内容について此の場で公開しているわけですし。匿名ではありませんよね?何処の誰かも分からないアノニマスな意見がネット世界の普通なのかも知れませんが社会常識と言うか日常の当たり前の普通のばあちゃんに叱られるような事が出来ないからこそ、この惨状なのではないのでしょう?

    今一度今回のETV特集とここでの告白を基にどうするか考える必要が有るのだと思います。

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  17. 感動しました。番組を見終わった感想を述べたいのですが、どのように表現したら良いのか戸惑います。番組で紹介された状況に対して、自分の言葉はあまりにも軽くなってしまうと痛感するからです。南相馬市長の「国力が低い」という表現が身に染みました。なぜ日本の国力は低くなってしまったのでしょう。どうやったら国力を上げられるのでしょう。責任を持って、その問題に向き合うことが、これからすべきことだと思います。ありがとうございました。

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  18. ※年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    ※国と東電はそれを保証する義務がある。という言葉を
    番組がカットしてしまう(せざるを得ない)事にこそ、
    ※問題の本質があると思うのですが。
     ※何故カットされるに至ったのですか? お答えください。

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  19. 「果てしなき除染」果てもなく住まわされる我々をしり目に 番組を作り、「果てしない無責任」とうそぶき 「編集カット」?
    我々南相馬市民の人生、命を弄ぶのはやめなさい。

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  20. NHKには全く期待はしていないが、ここに書かれた内容の正当性と、この場でそれを発言した勇気は素晴らしいと感じる。

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  21. morecleanenergy2011年10月31日 2:15

    もし児玉氏の発言をカットしたことについて理由を明らかにしろ、と迫るのなら、このブログ主ではなくNHKのプロデューサーに迫るべきだと思います。編集の決定権を持っていない人に「どうしてカットした?」と迫っても全く不毛です。

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  22. 最近は 再放送が めっきり少ないので・・・
     今回は 見逃さずに しっかり 見ました。

     原発問題の中で これだけ わかりやすく
      最も重要なことを 公開している姿勢に驚きます。

     これは 仙台局発という 後には下がれない地盤も
       あったんじゃないかと お察しいたしますよ。

      数値の小さい 大きいという 引き線ではなくて・・・
     総量の問題から 考えないと やがてどこかに溜まり
       とんでもない ホットポイントが生まれる状態。

     それを踏まえていかないと 平和に安心しては住めない。

     99歳のおじいちゃんと馬が とても印象に残ります。
      それと ナスはもらっていくよという 映像!

    リアルな こーゆーシーンにジーンとするのですよ。

    どこを捉えるかは見る側に委ねられるわけで・・
      
      お茶の間では・・・現場のやりきれないNEWSよりも
     明るく希望を持ったNEWSの比率がますます
      増えてますから・・・

      今となっては スピーディーに行かなかった 子供たちの
     避難が気がかりですが・・・ この点は 朝日新聞で
     (原発事故後に 原発推進の全面広告?を中曽根康弘が
       自ら行った あの 朝日新聞ですが・・)
      連載している 「プロメテウスの罠」で ちょうど今
     検証中です。 (参考までに) 

     国は 除染した土は 県外へと 発表しましたが・・・
      大文字で焼く 安全な値の薪です非難轟々なのですから
     これは 終わりなき戦いになりますでしょう。
      ならば 東電を早めに処罰処置して国がリードせねば
       対応が遅くなるのは確実だなと思ってます。

     かなり脱線しましたが・・ 素晴らしい番組でしたよ。
       ナレーションの加減が絶妙!

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  23. みなさん、番組を見てくださってありがとうございます。
    制作者として感謝の念に耐えません。
    ただ、ぼくが不用意な書き方をしたのでしょうか、
    誤解をされている方も一部にいらっしゃるようなので、捕捉しておきます。
    児玉先生の件の発言をカットしたのは、
    現場の制作者としての私の判断で、
    NHKという組織には何の関係もありません。
    第一稿の試写からこの言葉は入っていなかったので、
    上層部の圧力なんてかかりようもなかったというのが事実です。

    では、なぜカットしたのか、ということになりますが、
    正直にいって「自主規制」したつもりは毛頭ありません。
    「自主規制」するくらいだったら、始めっからこんな番組作りませんからw
    こーいちさんがお書きになっているように、
    数十時間の取材ビデオのを1時間に編集するなかで
    どうしても使い切れなかったとしかいいようがありません。
    涙を飲んで切る、というのは私たち制作現場では日常茶飯事です。

    どんなに使いたい言葉であっても、
    前後と切り離して一言だけつないだのでは作為が見え過ぎ説得力を持ちません。
    だから私は、インタビューはできるだけ編集点を少なくして、
    言葉の自然な流れを重視してつなぐことを編集方針としています。
    結果として、この言葉には後ろ髪を引かれながらも、
    番組のなかで紹介した
    児玉さんのほかの言葉の方を優先すべきだ、
    その方がメッセージが明確になると判断しました。
    その判断が間違いだというお考えも当然あろうかと思いますが、
    それは専ら制作者としての私が責を負うべき問題ですので、
    念のため申し添えておきます。

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  24. 【ぼくの判断です】 多くの方が番組を見て下さり、ブログを読んで下さった方もたくさんいて感謝の念に耐えません。でも、誤解があるといけないので一言補足します。「年間1ミリシーベルトを超える地域の住民は避難する権利がある」という児玉先生の言葉を番組で使わなかったのは、圧力でもなんでもなくてぼくの判断です。 by @toriiyoshiki

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  25. ETVのTVディレクターはテレビ業界では珍しいまともな考えの持ち主なんですね。ブログ読んでよく解りました。ETVとNHKの関係は、いわば明と暗といった関係ですか 私はテレビを初めとする日本の大手マスコミには100%期待してません、信用してません。(東京新聞、週刊朝日は除く)事故直後の安全デマ報道は酷かったですね。これがマスコミのしょうたいかと愕然とし怒り心頭に達しました。電力会社に構造的に支配されてるんですよね、まともな報道など出来るわけがない、そおいった中でETVはがんばってると思いますよ。しかし私は二度とテレビは直接見たくありません。自宅にもおテレビはありません。ETVはネットを通して見させて貰います。  

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  26. いろいろ大変な状況とは思いますが
    これからも良い番組づくりを期待しています

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  27. 番組はまだ見ていませんが、このブログは、問題の本質をついたとても良い内容だと思います。
    現場に近い筆者から、私たちに、大切だと思っておられることが、きちっと伝えられていると思います。
    また、明記されていることだけでなく、行間にも参考になる内容が述べられていて、筆者のお気持ちが感じられます。

    ありがとうございます。
    今後もお仕事でのご活躍を期待しています。

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  28. テレビというメディアの性質上、偏った番組になってはいけないというのは理解できます。しかし現在の危機的状況において、果たして今のメディアは(あえて”正しく”とは書きません)機能できているのでしょうか。
    わざと遅らせてきたかのように思える「放射線が人体に与える影響に」ついての研究。科学者たちの意見はまったく統一されておらず、専門家ではない我々はどの意見を信じることも”本来”はできないはずです。
    見解に概ねは納得できますし、不安を煽るという理由だと存じながらも、児玉教授のコメントをカットしたことには違和感が残ります。安全か危険かは ”誰も分かっていない” ということをはっきりと放送していただきたいです。
    チェルノブイリの事故について、当時のソ連が今の日本政府と同様、情報を操作し隠蔽したのは周知の事実でしょう。実際の被害がどの程度であったのか、正確なことは知る由がないのです。けれどもはっきりとしているのは、大小を問わず、放射線による被害者がゼロではなかったということだけです....

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  29. 児玉教授が専ら、除染活動をして避難には理解がないように世間に見られている事をご存知でしょうか?また、あなたの編集の在り方が福島から避難させて欲しくて懸命になっている人達を見殺しにすることになるとわかっていますか?あなたは世間から誤解を受ける児玉教授の気持ちや除染でなく避難をさせて欲しいと願う福島の人たちの気持ちを無視しています。

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  30. せっかく問題意識が、番組で反映されていない様に見えるのは残念です。1960年代にあった「ノンフィクション劇場」のように製作者が言いたい事をきちんと主張する、その結果あの番組のように強い圧力を受けたとしても。制作者にとって作品が全てです。あとでこの中で説明する事など必要ないように、もっている全てをぶつけて頂きたい。ご健闘を。口はばったいご無礼はお許しください。

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  31. 番組を作る事は素晴らしい事だと思いますが、
    あなたも変なバイアス掛かってて残念です。

    推進派が、推進派が と言ったところで何かが解決するんでしょうか?
    「危険だとは言ってない」という文言とその後の文章が大いに矛盾している気がします。 詭弁だと思います。

    正直に言ったらどうですか? 
    危険だと思ってるんでしょ?避難しない人はおかしいと思ってるんでしょ?
    こんな詭弁と矛盾だらけの文章、必要無いと思います。
    この文章を書いてる事自体も無責任だと思います。

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  32. NHKという組織、重圧のなかで、昨晩のような番組を製作され放送さたのはすばらしいことだと思います。まだまだ十分ではないのだと苦悩されていることが、ブログでも伝わって来ます。なかなか一筋縄ではいかないのは当然。

    でも「アリの一穴」、大きく変えて行くのは一人の存在から。どうかぶれずに誠実なる報道をこれからも。良心あるディレクターさんの存在に、少し安堵した次第です。

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  33. わたしも『原発を推進してきた人たちは責任をとって退場すべきだ。』と思うのですが、3.11以降の選挙で、原発推進派が圧勝を続けています。建築中の青森県知事や上関町町長選挙までも推進派が圧勝だし。
    わたしにはこんな状態になってまで推進派が優勝することが信じられませんが、多くの日本人は退場してほしいなんて思ってないのではと、絶望的な気分になっています。

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  34. 下記引用部分は放送に入れてほしかった。
    ご自身で「次の言葉に立ち戻るべきだと思う。」と仰るくらい大切な言葉でしょう?
    これでは「マスゴミ」の具体例ではないですか・・・。


    >次の言葉に立ち戻るべきだと思う。
    >(この言葉は番組の中では使っていないのだが…)

    >「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    >国と東電はそれを保証する義務がある」

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  35. 推進派の人は、放射能の影響を軽く考えているということに尽きます。25年経ったチェルノブイリと同じになる、ということがわからないようで、心配する人たちを放射能アレルギーとバカにしています。toriiyoshiki さんのような方がテレビ側の方にもいらっしゃるということは少し心強い思いです。これからもどうぞよろしくお願いします。

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  36. 児玉先生の言葉を丸々引用したら
    それは児玉先生の番組になっちゃうじゃん。
    児玉先生だけが判断基準なの?
    番組を通して自力で「自分で判断しよう」という結論が
    導き出せない人たちばかりなの?

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  37. toriiyoshikiさんの姿勢は応援するし、大変なことだと思うけど、やっぱり児玉先生のその「ひとこと」がいれられないことには問題があるんじゃないかな。

    長い演説を入れろって話じゃなくて、ほんの数秒、一番大事なことばですからね。

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  38. 罪悪感からの吐露だったかもしれませんが、児玉先生のあの大事な一言をカットしてしまったら、番組の本質さえも疑わしくなってしまって、意味をなさなくなると思います。

    住民自身で判断といいますが、それが出来るのは、正しいデータや検査結果などの情報が、皆に正しく提示された上でなければ、専門家でもない普通の住民が、こんなに重要なことをすぐに判断できるわけがありません。

    色んな内部事情があるのは察してますが、このブログに書かれるだけでは、ごくごく一部の人にしか伝わらないんです。報道関係者として、この現状を変えるべく、更に努力して頂けるように願います。

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  39. 児玉氏発言を番組に入れなかったことが圧力ではなかったことは理解致しました。番組が「除染の意義」についてのものだったら、その企画意図から発言をカットしたことは不自然なことではないと思います。
    ただ、コメントが殺到しているように、汚染地の住民が避難を切実に訴えているという現実があるのに、そのことが報道でとりあげられないという不満・不信感がたまっています。そういった現実を反映して、新たな番組を制作されることを切に願います。

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  40. morecleanenergyさんの意見に全く同感です。是非次は「避難する権利」に焦点を当てた番組を制作して下さい。

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  41. いやいや。
    【ご自分の判断で児玉先生の件の発言をカットした】とのことですが、素人の私が聞いても「は?はい~?」と疑問に思いますね。
    どう考えても、一番重要なコメントではないですか?

    【NHKという組織には何の関係もありません】と、明記しろと、上層部の圧力がきっとかかったんでしょうね~。
    残念です。
    もし、それが私の邪推で、ほんとうにあなたの考えだけで児玉先生のコメントを削除していたのならば、あなたは報道センスのない人なのでしょう。
    その点以外は、頑張ってたいい番組だったのでそうは思いたくはないですが。

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  42. >>「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    >>国と東電はそれを保証する義務がある」

    流してください。受信料を払っているモノからのお願いです。

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  43. 色々言い訳しても、最後は「いい子ちゃん」におさまりたいNHK関係の皆様。見苦しいです。
    昨日番組見ましたが、それで何が言いたいの?という感じでした。
    最後のほう、児玉先生の「母親達の叫びを聞いて下さい!」と言われても、その結果が除染か?と疑問が。。。そんなどうでもいい言葉を流すぐらいなら、「避難する権利」のところを放送して下さい。
    圧力がなかったとのことですが、自主規制と解釈されても仕方がないと思いますよ。もうマスコミの腐敗ぶりには本当にうんざりです。こんな国、根っこまで腐りきっていますね。

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  44. 山下先生の発言を必要以上に揶揄したのはマスコミです。その妥当性はともかく、まるで氏がマッドサイエンティストのような演出をしたことで、人々は国の言うことをいっさい信じなくなったばかりか、科学者の言葉さえ信じなくなった。その罪は大きいです。たとえばプルトニウムについても、ほとんどの科学者は、口から摂取した場合は排出されるため害は少ないと明言しています。プルトニウムは食べても安全。なんて揶揄をして何がおもしろいのか。引き続き真摯な報道を望みます。

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  45.  色々意見があるとは思いますが、今回「除洗」についての番組として盛り込めなかった
    メッセージがあるならば、次は「避難」や「補償」に焦点を当てた番組で、カットされた
    メッセージを取り上げる事で寄せられたコメントへの答えになるのではないでしょうか。

     震災で起きた原発から生じた放射線問題は、これからもまだまだ続きますし、この先も
    伝えるべき多くのメッセージを漏らさぬように手を尽くして行って頂きたいと考えます。

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  46. 通りすがりの者です。

    >(ぼく自身も二日目には政府発表を一切信じなくなっていた。)

    フリージャーナリストやタレントさんなど、多くの方が3月4月から既に同じ事を訴えていましたね。今度は、そういった方達にスポットを当てて、番組を作ってみてください。彼らは何故行動したか、そして何を失い、何を得たか。

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  47. 児玉教授を誤解するところでした。児玉教授が除染と言い出したら、政府とマスコミの除染論調が一気に盛りあがり、「避難」が置き去りにされたことに不信感を抱いたからです。今回も児玉教授=除染で終わっていますし、児玉教授に不信感を抱いている人がツイッター上でも結構います。避難させないための除染かと。この誤解は解いた方がいいと思います。

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  48. twitterで児玉先生の言葉が間違って伝えられることを危惧して削除した旨ありますが、これは、国民を不安にしないために情報を出さなかった、という政府の姿勢と同じだと思います。

    >番組を見てくださった方のなかに、何だかざらっとした“違和感”が残るような番組作りを心がけています。現実は一筋縄ではいかないものだと思うから。何が正義で何が悪なのか、ジャッジメントするのはTVディレクター(ジャーナリスト)の仕事ではないと考えています。

    というご自身の姿勢と矛盾しないでしょうか。

    それと、これは私の懐疑でしかないのですが、福島に是非とも残りたいという人はそれほど多いのでしょうか? もし本当に放射線被害の深刻さを知り、国が避難の補償をしたとしても? 
    どうも、残りたいという人が多いという方向に、国に都合の良いようにメディアも国民を扇動していないか、NHKも・・とても疑問です。除染より、避難させるほうが無理が無く国にもお金がかからないと思うのですが。被害が深刻でも残りたい人、避難が補償されるならば非難したい人の割合など、今度NHKで示していただければと思います。

    あと、児玉先生の件の言葉の中の「保証」は「補償」ではないでしょうか? この言葉また是非テレビで流して欲しいものですが、テロップでも間違う(?)と、大きく意味が違ってきます。

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  49. 番組を拝見して、汚染された広大な範囲の除染には限界があると思いました、やがて除染から避難へと考え方を切り替えねばならぬ時期がやって来るのだと思います。もう既に答えは出てるのかもしれません。
    児玉教授の1mmシーベルトの発言は現時点においては最も伝えねばならなかった事だと思います。
    今後も信頼に足る番組を制作されることを期待致します。

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  50. >原子力を推進してきた人たちの責任回避が、放射能の影響はそれほどでもないのに不安を抱く方が悪いと言わんばかりの論調となって、きょうも現地の人たちを苦しめている。

    ここにつきると思います。
    原発を推進してきた人達の情報操作で、宙ぶらりんの状況に置かれる人を増やしつづけている。

    避難すべきなら、行政が率先して行って欲しい。
    何もないって信じたい。でもそこには見えない放射性物質がある。
    子や孫への影響が心配されるので、離ればなれで暮らす。
    築き上げた生活を奪われたくない。

    取り戻したいですからね、今まで通りの生活。

    これからも色々な発信を期待します。

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  51. ブログの中で強調している「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを保証する義務がある」という言葉は、極めて重要な言葉だから強調しているわけですよね? 確かに極めて重要な発言だと思います。

    それではなぜ、本番の放映で多くの視聴者に見てもらえるドキュメンタリーそのものの中に、この言葉を入れなかったのですか? ドキュメンタリー作家ならば、そのドキュメンタリーの中にこそ、重要な発言を含めるべきでしょう。いやしくもドキュメンタリーの作り手であるならばね。

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  52. ええ、何が公共放送でしょうか、笑わせます。
    NHK受信料払うの拒否したいです。

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  53. 「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを保証する義務がある」という言葉が弾かれたためにかえって、この言葉が生きてくる気がする。

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  54. 「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    国と東電はそれを保証する義務がある」
    一番重要な言葉と認識しつつ カットしたという事にNHKの体質が表れていると思います。

    ETV自体を非難するつもりはありませんが、原発事故が起きてからのNHKの報道は お認めになっている通り 戦時下の大本営発表をそのまま流したマスコミと同じ というより現在では政府批判を行っても殺されたり投獄されたりせず協力な報道管制が敷かれない分 現在のマスコミの方が戦時中のマスコミより確信犯として政府発表の偽情報を流し 国民を危険に陥れています。
    少なくとも 多少なりとも科学の知識があれば 事故当初なされた同心円状に距離での説明 避難指示は被曝しなくともよい人まで被曝させるという犯罪行為です。また 内部被曝を故意に隠したり一時間当たりの線量をレントゲンと比較したり ありとあらゆる誤魔化しをし国民に嘘を報道したのはNHKをはじめとしたマスコミ各社であり その当事者の責任追及も 局よりの謝罪の言葉も出ていません。

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  55. ささいな疑問です。

    昨日の番組の中で、児玉教授が東大の(?)スーパーコンピューターを見せながら「こういうコンピューターで放射能の拡散を予測できるんです」と説明されたシーン、スパコンの富士通のロゴがばっちり映ってたんですけど、まずくないんですか? NHKは番組の中で企業の商品や看板などが特定されないように、よくボカシ入れたりして配慮してたと思うんですけど……。

    というのも最近、児玉教授と除染利権とか、特定の企業とのつながりなどがネットで言われだしているので「ほら、やっぱり富士通と!」と中傷されるネタにならないか心配です。

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  56. 解かります。圧力を恐れたのですね。

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  57. 解かります。圧力を恐れたのですね。

    ※年間線量1mSv以上の人は避難する権利がある。
    ※国と東電はそれを補償する義務がある。
     この問題は今現在、国民が関心を持つ重要視されている課題でもあり、影響力のある児玉教授の言葉である分でこれをカットするという判断はセンスを疑うところでもあり、国と東電の権力を恐れ差し障りのない配慮をしたのだと思います。逆に説得力を欠いたことになったと思います。NHKは国や東電に、なんら怒りを感じない不感症なのですか? コトの本質は【国民の被害を最小限に食い止める事にベストを尽くさなければならない】のではないでしょうか? あの発言から懸命な児玉教授はそう訴えているように感じられますが。 責任の追及を怠り権力によって管理統制されてしまっては、防げる事態も二次三次と被害が肥大しかねません。そこに国民は不安・不満・不信が渦巻いているのです。権力悪は存在するのです。権力悪を見過ごしては成りません。NHKさんが頼りです!(ブログやツイッターをあっさりお辞めにならないことを願います)

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  58. いろいろのご意見、本当にありがとうございます。
    もちろん、ご意見のなかには、
    ぼくにとって「違うな〜」と思えるものもあり、
    わかっていただいて嬉しいと思えるものもあります。
    いずれにせよ、語りあえる場を持てるというのは重要なことだと考えています。
    本来ならお一人お一人に返事すべきところですが、
    さすがに少々辛く、ご容赦いただけますようお願いをいたします。

    なかでmorecleanenergy さんのご意見が、
    ぼくの云いたかったことを正確にご理解いただいたうえでの課題の提示であり、
    沁みるものがあったので一言付言させていただきます。
    ドキュメンタリーは「べき」論で演繹的に作るものではなく、
    ある一定の現場を見つめることから導き出される課題を抽出するものです。
    今回は南相馬という「現場」を見つめることが主眼ですので、
    南相馬で中心的な争点になっていない「避難の権利」については、
    児玉先生の言葉に共感しながらも番組からは外しました。
    南相馬では、番組でも紹介した通り、
    市が国の区域設定を無視するかたちで仮設への入居(避難)を認めたからです。
    しかし、これが例えば福島市の渡利地区などになれば、
    問題のありようが全く変わってきます。
    そして、もちろん、そのことを報じる意味がないとは思っていません。
    福島市で起こっていることをどう記録すべきか、
    いま同僚たちと相談をしているところです。
    ともあれ、「この番組が最後ではない」ということは申し上げておきます。

    大山さん。
    南相馬市民の「命を弄んだ」つもりはぼくにはありません。
    しかし、現地の方のお言葉だけに、
    そういう受け止め方があることは肝に銘じておきます。
    そして、ご自身のブログにお書きになっている
    児玉先生の名誉回復のために(?)発言を捏造した云々は全くの邪推です。
    ブログを使ってそんな面倒かつ姑息なことはいたしませんので、
    それだけははっきり申し上げておきます。

    最後にbm2さん。
    相変わらずの見巧者というか、
    言葉のひとつひとつが作り手の琴線に触れて泣けてきます。
    一番見ていただきたいところを見ていただいて、大いに励まされました。
    本当にいつもありがとうございます。

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  59. 番組を大変興味深く拝見させていただきました。
    様々な面で考えさせられる番組であり、とても良かったと思います。

    感想を書こうと思ってこのサイトに来たところ、まともに議論できる投稿者が何人かいる(私が同意できるかどうかは別として)一方で、くだらないコメントを一言二言書き残して逃げる匿名の「2ch世代」が多く、辟易してしまいました。(まさか成人ではないでしょうね? このようなモノの書き方しかできない連中は、せいぜい中学生か高校生であることを願っています)

    これからも、良い番組作りに励んでください。

    Y.S.

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  60. 一歳児の父2011年11月1日 5:18

    10/31 20:27に投稿した者です。
    言葉足らずの面があり 補足させて頂きます。
    (名前を選択できる欄があったのがわからず匿名としてしまい失礼しました)

    今回の原発事故に対し 真摯に立ち向かおうとするディレクターがいらっしゃる事については 今後もその姿勢を変えずにやっていって頂きたいと思います。

    特にETVでは そのような番組があり もっと発信してほしいと考えております。残念ながらETVは教育番組との認識が強いため 総合でやっていただくようには出来ないのでしょうか?

    私がマスコミ批判のような事を書いたのは 多少なりとも知識があれば おかしな内容であるという事がわかっているのに それを報道した事です。こちらのディレクター様個人の責ではなく その点は歯痒く思われているのは伝わってきますが マスコミ自体 大きな影響力を持ち 国からも各種認可等で守られている存在ですので 大きな責任を持つ組織です。

    実際 事故当初 私もあまり知識が無く マスコミ各社の報道を元に行動し その結果 大事な娘に無用な被曝をさせてしまいました。悔やんでも悔やみきれませんが 何故 垂れ流し報道をしたのか 未だに憤りがあります。
    同じ事を書いてしまいますが なぜマスコミは SPEEDIがあるのを知っていて その情報公開を求めなかったのか さらに放射性物質汚染の仕組みからして同心円状の設定等あり得ないのに そのまま報道したのか さらにNHKでは朝のニュースで一瞬SPEEDIの予測画面を放映し 慌てて消したという事までしています。

    マスコミ自身が 政府発表が誤りと 多少の科学知識があれば分かる事を 何故 知っていてそのまま垂れ流し報道をしたのか も検証をして下さい。

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  61. 流転屋 0さむ2011年11月1日 7:27

    初めましてです、ミクシーから辿り着きました、上海欄など懐かしく(私は1980年代から上海は何度もでして、変化発展して行く光景に、嫌気がさして、つまり(張りぼて文化)の最先端都市ね、それよりETV録画から探して見ますね、ハイーご苦労様です、

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  62. こんにちは。今日、はじめてこちらのブログの存在を知りました。ETV特集拝見しました。メディアを通じた情報を手立てにするしかない私にとって、311の原発事故後、一番充実した情報を得たのはETV特集です。編集の仕方については、人間がしていることなので、いろいろな判断があるし、私も制作者の立場であったらその判断は難しく勇気がいるだろうと思います。このブログを読んで、誠意をもって制作されていることがわかり、また視聴者からの意見交換をされているのを見て、とても嬉しくなりました。どのメディアの情報も鵜呑みにせず、メディアリテラシーを持って情報を受け取る、ということの大切さを感じます。今後の検証も期待しています。

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  63. 先日のあさイチの食卓まるごと検査放送の後、子供の将来を案じ、食材を選んでいる母達は完全に風評被害を起こしている悪とされてしまいました。
    でも皆さんもそうやってお母さんに守られてきたから今生きてらっしゃるんでしょう?
    母は子供が高熱を出したら心配し、夜中でも病院に駆け込み、寝ずに付き添い、栄養のある物を食べさせ、子を守ります。

    政府やマスコミは何を守ったのですか?
    経済、利権、国民をパニックさせないこと…
    余計な事を考えてるからおかしくなるのではないですか?
    一番大切なのは、人、人の命ですよね。

    国民をバカだと思ってるんでしょうね。
    国を動かす力のある方々に人として生きる事を望みます。

    半ば、諦めていた中で今回のETVは久しぶりに嬉しかったです。
    心ある人がまだいた。圧力の中、放送して下さった。ありがとうございます。
    私の周りの人はNHKの言う事ならと信じている人は多いです。
    そして私達はこれから先も政府やマスコミがしてきた事を忘れません。

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  64. はてさて、
    このコメント欄にはすべてが表示されてはいないようですね。
    「まうみ」さんはコメントを取り下げられたのでしょうか?
    転載の件は差し支えありません。
    断りなく転載された方も既にいらっしゃるようですし…(笑)。
    あまり神経質に考えてはいませんので。

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  65. つなぐもの2011年11月1日 20:38

    私は地方の制作会社でディレクターをしていました。番組を作る際に、つい自分なりの思い入れが入ってしまいます。何か良きものを紹介するためのドキュメントなどについては、ディレクターがそこに思いを入れて作ることは、番組にパワーを吹き込みます。
    もし自分が今回のような番組を作るときには、自分の思いこみが編集にどういう影響を与えるか考えてしまいました。
    たぶん、このようにブログで思いを伝えて頂けることは、それだけ真剣にとりくんでいただいたのだと思います。
    ですが、今は自分が福島で子育てをしていた、そして我が子を守りたくて避難した当事者である母親として、番組を見ます。そうなると、どうしても他の投稿者の方が感じたように避難の必要性を強くいって欲しいと思います。
    子どもを守りたいと願うものと、福島という入れ物を、組織を、経済を、形を守りたいというものとの間に今は溝がありますが、どちらもしあわせな社会を望んでいることに代わりはないと思います。
    が、方法論と優先順位に違いがあるのでしょう。
    お願いがあります。その違いを本質的な問題「しあわせな福島とは何か」と問いかけ、対立でなく協力して問題解決に当たるためのファシリテーション会議を番組をとおして行って頂けませんか?
    ファシリテーションについては、「新潟・点塾」の力を借りてください。

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  66. なるほど!コメントには全て表示されていないのですね。
    先日、一度送ったのですが、すぐに消えてしまったので、書いた事が過激で検閲が入ったのかと思いました。で、迷いながら二度目のコメントをさせて頂きました。一度目のもtoriiさんはご覧になられているという事でしょうか?
    二度も送ってしまって失礼致しましたm(._.)m

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  67. 番組拝見しました。
    公には、あまり避難のことは言わず、除染を優先させる児玉教授は、最近では除染利権のエージェントのように言われていて、
    「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを保証する義務がある」
    という児玉教授の言葉がカットされたのは、大変残念に思います。
    それにしても、「果てしなき除染」です。まだ、原発から放射能が漏れている段階で、膨大な予算と労力をつぎ込むことは、はなはだ疑問です。除染は無理と明言し、批判的な意見もあった京大の小出先生の正しさが、明らかになるのも時間の問題かと思われます。
    汚染地区に住む人たちは、経済的な理由もあって、本当は避難したくてもできない人たちです。避難には、行政の支援が必要です。
    他の、マスコミ同様、圧力がかかって、原発報道に後ろ向きとの印象のあるNHKですが、今後とも良質の番組の提供をお願いします。できれば、汚染地区からの住民の避難を促すような番組ができればと願ってやみません。

    何かの不具合で、コメントが消えるようですが、ブラウザを変えながらこれが3度目の投稿です。

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  68. toriiyoshikiさま
    ご返事ありがとうございます。
    「ドキュメンタリーは「べき」論で演繹的に作るものではなく、ある一定の現場を見つめることから導き出される課題を抽出するものです」という言葉は、失礼ながら意外でした。
    「NHKのドキュメンタリーは企画書に沿って作られるものであり、そこから外れることはプロデューサーが許さない」とNHKで番組制作経験がある映画監督が語っていたからです。
    もちろんドキュメンタリーは企画書に沿って作られるだけではつまらないものになってしまいますので、現場を見つめることで浮かび上がる問題を提示する番組を作っていただくことを期待致します。

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  69. こんにちは、今日初めてこのブログを見ました、これしか読んでいませんが。
    今回の原発事故以後、私は報道関係者に一番失望しました。政府・東電の広報となっている事は言うまでも無く、今回に事故を招いた背景を知ったからです。地震学者の高橋克彦先生が今回の事故(浜岡でですが)を国会で警告していましたが、どんな報道があったでしょうか?2006年に原発の地震指針が改正になり「残余のリスク」なる物が出来ました、重大な事故が起きたら放射能で付近住民に重大な被害が及ぶ、と言う事を認めたもので、これは公開の場で行われていたそうで、マスコミも沢山いたそうです。これをどの程度報道したでしょうか?人は皆それぞれ仕事があるので、国会や地震の審議委員会など報道してくれない限り、忙しくて知ることが出来ません、それを知らせるのがマスコミの仕事ではないでしょうか?
    今法律では1年内部被ばく外部被ばく合わせて1ミリシーベルと決まっていますが、なぜ知らせないのですか。それに異論を唱える人は大勢いますが、その方々も加わって議論を重ねた末決めたのがその法律です。1ミリシーベルトの被ばくで死亡するのは交通事故で死ぬ確率と同じくらいだそうです。事故死するリスクはあるが便利な車を使う。被曝死するリスクはあるが電気を貰う。そういう関係です。それ以上の被ばくをするなら何らかの利益をもたらしてくれなければいけないと思います。又、別の法律では1平方メートル当り40万ベクレル以上は放射性物質ですから触ってはいけない、つまり居てはいけない。1平方メートルあたり4万ベクレル以上は事業者(今回の場合東電)がただちに除染してそれ以下にしなくてはいけないのです、年間5ミリシーベルトなら管理区域です。今の日本は無法地帯ですよ。
    先日の食品の放射線の基準値が見直されたニュースで「今まで5ミリシーベルトが1ミリなりました!!」とさも安心ですを装って報道する神経ってどうなっているのでしょうか?
    暫定基準値以下だから安全、なんて言う報道をするから消費者は自衛の手段で産地を選んで買い物をしています、それが生産者も苦しめているのが分からないのでしょうかね。私は政府やマスコミの言う事はもう信用していません。
    マスコミの影響力は大きいです、良心に恥じない仕事をお願いします。

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  70. せっかく最初の方で「事実はそうなのだろう」と書いておられるのに、
    その後の文章は.. 科学的根拠を感情論で覆すべきだというのですか??
    それを風評被害というのではないですか?

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  71. しがらみにとらわれることなく、勇気を持って原発関連の番組つくった人が
    揚げ足とられて文句ばっかり言われるんじゃばかばかしいね

    わりに合わないから、もう放射能のことなんか忘れて
    ほかの無難な番組つくっとけばいいんじゃないかな^^

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  72. 揚げ足とられたくなかったら、わざわざ暴露話みたいなことすんなってーの。本当に番組のディレクターなのか? ADなんだろ こんな大事なセリフをカットするのはバカタレだと言われても仕方あるまい。

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  73. toriiさん、南相馬の大山です。

    今回の番組は 先立って放送された「クローズアップ東北」に使用された画像や 当時の取材分も多く入っていますね。

     児玉氏の発言は どの時点でのことですか?

    以来、かなりの時間がたちますが、私どもは彼の口から
    同じ言葉を聞いていないのです。

    多くの人が疑問に思っています。

    ぜひ、問題の「映像」を お蔵入りさせることなく公開し
    混乱を収束させてください。

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  74. 御存知とは思うがチェルノブイリ周辺国の厳しい放射線基準は事故から5年以上後に制定されたものだ。その間人々は被ばくし、汚染された食品を食べ健康被害をおこした。日本で反原発を唱え、福島の人たちに避難をあおる者は次のように言う。ロシアは基準が厳しいのに子供は癌になってる。福島もそうなるから避難しよう。これはおかしな物言いだ。事故から基準制定の時間のずれを無視している。福島の場合、早くから基準が設けられ食品検査もされている。
    私はツイッター、ブログなど読んでいるが、福島の人々は、この反原発派の言い分のおかしな点に気付いている人も多い。よって避難をあおる運動には耳を貸さなくなるだろう。ただ、チェルノブイリのようにはならないと思えても全面的に安心はしていないと思う。
    これからの番組作りは、人々にこの安心を与える物にしてほしい。それにはやはり科学者、専門家が必要だ。3.11以来いろいろな人がメディアに登場しているが、あやしい人も多い。専門外なのにしゃべる人、書籍、講演で儲ける人。
    あなたは山下氏を誤解されてないか。思いの伝え方が人々に誤解されたとしても、知見といい、震災後すぐ福島に駆けつけた事といい適任はあの人しかいないと思う。
    今は事故の収束期だ。年間1ミリシーベルトにこだわる必要は無いのではなかろうか。

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  75. 小松秀樹氏の発言とは「放射能トラウマ」のことでしょうか。この人は東電関係者ですよ(娘と娘婿が東電勤務)。

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  76. はじめまして。
    福島から自主避難している者です。

    児玉先生の言われた、「年間線量1ミリシーベルト以上の人は
    避難する権利がある。 国と東電はそれを保証する義務
    がある」という言葉、なぜ放送していただけなかったのでしょうか?

    私が住んでいた地域は、福一から80キロ程度、年間被曝量
    は5ミリ前後とされている場所です。
    チェルノブイリで起きた悲劇を鑑みて、自主判断で
    避難しましたが、そのために夫は会社を辞めなければ
    なりませんでした。また、避難したことで、「パニックを起こしている」、「夫のキャリアの邪魔をするような女は最悪」
    というようなことを言われたりもしました。


    影響力が多大なNHKの番組内で、泣く子も黙る東大教授
    が、
    はじめまして。
    福島から自主避難している者です。

    児玉先生の言われた、「年間線量1ミリシーベルト以上の人は
    避難する権利がある。 国と東電はそれを保証する義務
    がある」という言葉、なぜ放送していただけなかったのでしょうか?

    私が住んでいた地域は、福一から80キロ程度、年間被曝量
    は5ミリ前後とされている場所です。
    チェルノブイリで起きた悲劇を鑑みて、自主判断で
    避難しましたが、そのために夫は会社を辞めなければ
    なりませんでした。また、避難したことで、「パニックを起こしている」、「夫のキャリアの邪魔をするような女は最悪」
    というようなことを言われもしました。

    影響力が多大なNHKの番組内で、日本随一の大学である
    東大教授が「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを保証する義務がある」と
    発言することで、私がこの事故によって被った苦痛は、
    多少軽減されます。そして、私以外にも、福島や他の
    汚染地域で、この言葉に後押しされたり、励まされたり、
    危機感を覚える人がたくさんいることかと思います。


    大本営の御用局とささやかれはじめているNHKに
    少しでも良心が残っているのなら、ぜひこの言葉を
    全国に発信してください。

    そして、原発事故によって人生を狂わされていく
    民の立場にたった番組作りをしていただければと、
    強く思います。

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  77. 「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
    国と東電はそれを保証する義務がある」

    いい言葉ですね。遅すぎですが・・

    その言葉は、何時言ったのでしょうか?児玉氏がそのような事をいうのは、初めてと思います。何があったのか気になります。

    児玉龍彦著『内部被曝の真実』に、「われわれは、祖国の土壌という、先祖から預かり子どもに伝えるかけがえのない財産を汚染してしまった。しかし、人が汚したものなら、人がきれいにできないわけがない。 そのために全力を尽くすのがわれわれ科学者の責任である。」とあるそうです。

     、人が汚したものなら、人がきれいにできないわけがない・・本気でそう思ったのか、パラノイアなのか、彼は大丈夫でしたか?

     なお、宮仕えの身では、限界があるでしょう。
    私は、貴方ほどの人が、この重要な一節を安易に削除したとは思えず、世論を気にした児玉氏の追加のコメントのような気がなりません。追求ではありません、感想です。

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  78. >今回は南相馬という「現場」を見つめることが主眼
    >南相馬で中心的な争点になっていない「避難の権利」
    >児玉先生の言葉に共感しながらも番組からは外しました。

     南相馬市民のうち 2万人近い子供世帯を中心に帰るに帰れない人たちがいることはご存知ですよね。

     それは大本営発表を彷彿とさせるような報道姿勢と 「吹き飛ばしただけの 僅か1%に満たない作業面積で学校再開した行政への不信感も大いに関係しています。

     全国に一家離散している地域住民の声は「現場」にはないかもしれませんが 私に相談される中心はまさに「移住の権利」についてです。

    もし、ご興味があれば 避難市民におつなぎいたしますのでいつでもご連絡ください。 

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  79. 亜之二 益男2011年11月7日 23:03

    番組を見ての率直な感想なのですが、除染は「現実的には無理」だということを暗に示唆する内容になっているように思えました。

    本来は避難すべきところに暮らしている人たちがいる。対処療法としての「除染」というか、児玉さんができるのは除染でしかない。彼がそういうジレンマに苦しんでいるように見えるエンディングでした。

    返信削除
  80. いつものことですが、番組には様々なご意見が寄せられます。
    今回のように意見(立場)が真っ二つになっているような問題では、
    「不必要に不安を煽るような内容は問題だ」
    「なぜ避難の必要性をもっと強調しないのか」と方向が真逆の批判を受けます。
    煎じ詰めれば、現在の、例えば福島や南相馬の放射線量を
    「危険」か「安全」かどちらと考えるかで御意見が全く違うわけで、
    繰り返すようにぼくはこの問題に対する「正解」は持ちあわせていません。
    危険か安心かは専門家にも「わからない」ということを認めたうえで、
    少しでも放射線量を低く抑えるべく努力すべきだとする児玉先生のお考えが
    ぼくには一番共感できるものでした。
    「除染」には確かに「果てしない」困難がつきまとうと感じています。
    しかし、だからといって諦めてしまうのはまだ時期尚早だと思っています。
    除染の可能性を追求しつつ、一方で「公共事業化」を警戒しながら、
    避難(移住)とも組み合わせて考えていくしかないのかなと感じています。
    いずれにせよ、現場を見つめ続けることしかできません。
    場合によっては、大山さんにご紹介を願う局面もあるかもしれません。
    その節はよろしくお願いいたします。

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  81. 番組を見たはずが、ほとんど記憶がありません。
    除染、そんなことが出来るのだろうか、その言葉が言われた当初思ったことです。そして今は出来ない、と思っています。ほとんど記憶ないその少ない記憶に高圧洗浄で地面を除染しているところが写っているのを思い出します。まるで竹槍部隊がアメリカ軍にたいするみたいな心細い思いをしました。
     京大の小出先生は除染は出来ないときっぱり言い切っています。児玉先生の努力は涙ぐましいと思いますが、僕は小出先生が正しいと思います。
     扨、この番組は一体何を意図してつくられたのでしょう。除染は大変だということでしょうか。それさえ伝わらないのは、僕が鈍いからだろうか。
     福島が死の土地であることぐらい、しっかり認識すべきです。その上で、そこに住んでいた人たちをどうすべきなのか、考えねばならないと思います。
     かの地の住人もその土地への執着は断ち切るべきだと思います。諸行無常。固執することはいけません。会社員だって転勤命令が降れば引越しして行きます。その地での人間関係を失ってまで。だから、それは福島固有の問題ではありません。そして、そうしたら必要になることを主張すべきではありませんか。僕は避難すべきだと思う。国や東電は集として避難する土地を提供すべきだと思う。なぜなら、避難とはただ逃げることを意味しない、人のつながりを断ち切らぬことが要件だからだ。そして職を失うことを代替案をもって補償すべきだろう。こうしたビジョンをもって番組を作ることがどうしてできないのか。スーパーコンピューターを見せることに何の意味があるというのか。
     製作者の強い良心と解決へとつながるビジョンをもった番組作りを期待します。

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  82. 初めまして。福島のおかれている現状をうまい言葉で表現して下さいました。心より感謝申し上げます。私は福島市在住、実家は福島第一原発10キロ圏内。故郷は奪われました。悔しくて悔しくて、腸が煮えくり返って仕方ありません。まさに果てしなき無責任、この問題には「出口がない」、まさしくこの言葉通りです。原発推進の産官学の関係者は即刻、クビにして欲しいです。

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  83. 100ミリシーベルト以下なら安全という説は、特殊な一部の学者の個人的な見解です。科学的な常識を言うなら、放射能被ばくに閾値はなく、例え1ミリシーベルトでも危険はあるのです。その認識に立って判断されるべきであり、除染より避難が優先されるのは当然のことなのです。山下俊一氏と世界の常識とのバランスを取ろうとする姿勢こそが偏りなのです。誠実に番組を作ろうとされたことは疑いませんが、気づかぬ内に、あり得ない場所に立たれているように感じます。

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  84. 緊急除染は、住民の避難が完了するまでの取り敢えずの処置でしょ。恒久除染は被曝を拡散するだけです。普通に考えたらわかるはずです。環境省と瓦礫処分業界の利権が増すだけですね。ところで、環境省はいかなる法的根拠によって除染活動を行っているのでしょうか?もうすぐ1年経つというのに、原発から産生された人工放射性物質を環境汚染物質と認定した法律は作られたのでしょうか?このままでは、除染により2次被曝を受けたとしても、住民が希望したから、環境省・自治体は資金を予算化しただけ、しかも復興関連法案の中でと弁解できますね。

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  85. 南相馬市もいわき市も地表のどこをアルファ線専用測定器で測っても反応します。野っ原の鉄板の表面にセンサーを当てるとパンパンと反応するのに、裏返すと反応しない。福島第1原発由来のアルファ線核種だということは明白ですね。
    プルトニウムは、特にベクレル数が同位体の200倍近い241はマイクログラムのレベルの微粒子を肺に取り込めば、発癌必至。
    そして、人間は毎日 小部屋ほどの大気を肺に取り込みますね。当地に居て、その中にこれらの微粒子が入っていないなどと言えますか?
    アルファ線核種が少なくも数十km圏の地表に一面にあるのです。1・3号機が雲散霧消しましたね? 途轍もない量のウラン235が撒かれながら、国は一切 情報を出さない。
    これが安全などと強弁するなら、懸案の汚染ガレキは全て砕いて空中散布すればよいのではないですか?
    大量のアスベストも飛び散っている。
    今、福島県で起きていることは人体にとって取り返しの付かないことだということが何故分からないの?

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  86. 南相馬市で3/25に復興マラソン?が行われます。取材されていますか?市も後援し助成金を1650万円も出しています。主催者が不明な団体で 現地の市民団体が窓口になっています。復興の
    中身を抜きに『心を一つに・繋がろう』のキャンペーンのようです。こうして住民の危機意識を風化
    させるのが狙いなのでしょう。鹿島ccの空間線量が主催者発表で0.7μsvです。そこで子どもがマラソンをするのです。何の為に除染をしようとし 被曝線量をはかっているのでしょう。市民運動・公害運動を分断しあきらめさせる常套の手段でしょう。住民は展望のなさにほとほと疲れ果てています。直ちに影響がないことも解決策もない事も誰もが知っています。だから安全派にも危険派にも反応しないのです。全国で反原発で動いている皆さんネットの情報ではなく 現地で生きている住民のホントの姿を現地で見てください。
    鳥居さん原発の恐ろしさはこうしてジワジワと被害がなかった事にされていく事ではないでしょうか?そういう目線の報道が欲しいです。

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  87. >福島県人さん

    同趣旨の、というかほとんど同じ文章の投稿を
    「不安を煽る報道ステーション」に対して
    避難民さんからいただいています。
    ぼくの考え方はそちらで繰り返し述べていますので、
    ご参照くださいますようお願いいたします。

    >匿名さん

    そのマラソン大会のことは知りませんでしたし、
    取材予定も入れていません。
    そのマラソンの主催者の意図はわかりませんが、
    「あの日から一年」の報道ラッシュを区切りにして
    「風化」が急速に進むだろうとは思っています。
    もちろん、現地に暮らす住民、
    あるいは避難している方にとっても
    「風化」などするはずもないことですので、
    ぼくは今後とも現地目線で報道を続けていくつもりでいます。

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  88. チェルノブイリで廃村になっていた地域の放射線量が、0.5マイクロシーベルト程度で、1マイクロシーベルトになったらガイガーカウンターがうるさく警報音を鳴らすので、走ってその場から逃げなければならないという状況であったということ。

    0.5マイクロシーベルトくらいで、子供たちは身体の調子がどんどん悪くなっていったということ。

    チェルノブイリの人々の日本へのメッセージは、『除染は不可能、逃げろ。そして内部被爆に気をつけろ。』であったということ。


    こういう情報が正確にテレビで放映されるのは、いったいいつのことなのだろうか、と思います。

    こういうテレビを見れば、20マイクロシーベルトとか、10マイクロシーベルトとかが危ないのであって、2マイクロシーベルトとか、3マイクロシーベルトくらいは、まあ危ないのかもしれないが、1マイクロならまあ、いいかな、という感じになると思います。


    しかし現実はチェルノブイリで1マイクロシーベルトは走って逃げろ、です。

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