冴えない休日

朝、二階の女性の泣き声で目が覚めた。
なんとも鬱陶しい休日の朝である。

きのう14日放送の番組、
東北Z「第6仮設住宅の人々」を完成させた。
でもって、きょうは休日。
前回休んだのが8月5日だから、
まさに1ヶ月ぶりの休日で、
次回はきっと10月7日以降なので貴重な休日でもある。
それが女性の泣き声で目が覚めるのでは堪らない。

アパートの二階の女性の泣き声に気がついたのは、
7月の半ばのことだっただろうか。
毎朝、かなり激しく泣いている。
ときには夜にも泣く。
何がそれほど悲しいのか?
2ヶ月近く毎朝規則的に泣いているところをみると、
とりたてて悲しいわけではないのかもしれない。
規則的に行なうトレーニングか
ブレス・ダイエットの変種なのかもしれない。
そういえば、最近、
泣いている時間が当初に比べて短くなった。
いずれにしても、
泣き声を聞かされる身にとっては堪ったものじゃない。

女性はしばらく泣くと、
何事もなかったように出勤していく。
ぼくは寝足りないが、
二度寝するほどでもなく、中途半端な気分である。
結局、ベッドの中でぐずぐずしていて、
せっかくの休日を無為に過ごすハメになった。
抗議をしたいところだが、
まさか「あんた、毎朝泣いてるでしょう」とも言えない。

昼には激しく雨が降って、雷が鳴る。
出そびれて、観たかった映画も見逃してしまった。
買い物をするために、昼と夕方、二度家を出ただけ。
なんとも冴えない休日になってしまった。


夕方、ちょっとした買い物のために家を出ると、
なんだか凄いような夕焼けだった。


写真の高いビルは東北大学の医学部(だと思う)。
うちのすぐ近所にある仙台第二中学から、
クラブ活動を終えたのだろう生徒たちが帰っていく。
すっかり日が短くなった。
秋の訪れを思う。
明日はまた早起きでロケ。
このまま、どこまで走り続けるのだろう、俺…。

コメント

  1. すごい夕焼けですね。山火事のようです。

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  2. 同感! 火事のように空が燃えている。

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