2012年6月27日水曜日

梅雨のあいまの暗い海。

仙台から千歳空港に飛び、釧路行に乗り継ぐ。
釧路行の出発を待つあいだ、
ラウンジでブログの更新をしている。
日曜日(24日)に伊豆で潜ったときの写真である。


ポイントは伊豆海洋公園。
雲が重い日だったが、雨は降っていなかった。
波はべた凪の穏やかさ。
ところが、海に入ると透明度がひどく悪い。
3〜4mも離れると、
先行するガイドの姿が見えなくなるほどだ。
当然ながら、ダイナミックな海中風景は無理で、
撮るのは小物ばかり。
これはオオウミウマといって、
見た目で判る通り、タツノオトシゴの仲間である。


こちらはイチモンジハゼ。
伊豆に潜るときは、
水中用のOlympusPen Liteに
ワイドズームを装着することが多いのだが、
きょうは濁りを予想してLeicaの45mmをつけた。
Leicaといってもパナソニックが作っていて、
「パナライカ」などと揶揄されることがあるが、
これはいいレンズである。
45mmは従来のフィルムカメラでいえば90mm、
中望遠のマクロレンズで、
開放の2.8まで絞りを開けるとぼけ味が大変いい。
ぼくは専ら開放にして
暗い海の中で小物を狙って撮り続けた。


これはウミウサギ(巻貝)の仲間で、ベニキヌヅツミ。
色合いが大変美しく、ぼくの好きな被写体である。
もっとも、もう2段くらい絞って、
貝殻全体にピントがくるようにした方がよかったかも…。


二本目は深みに向かった。
深いところは水が抜けているかもしれないとの読みだが、
如何せん、どこまで行っても海は暗くなるばかり。
何も見えない深みというのは吸い込まれそうな気がする。
諦めて浅いところまで戻ってきたエクジットの間際に、
ボウズコウイカと出会った。
体長10cmほどの小さなイカだが、
邪魔者にイカって生意気にもぼくを威嚇しているのである。


怒るばかりで逃げないヤツだなあ、と思っていたが、
後で写真を現像してみると食事中であったことが判明した。
イカの口(脚の間)から、
エビの触覚と目玉が見えているのがお判りだろうか。
食事中を邪魔されたら、やっぱり怒るよなあ…。



6 件のコメント:

  1. いいですね。
    イカがイカって、威嚇する、ですか。
    大変なお仕事です。こんな休日がないと、なかなか精神のバランスをとるのが難しいんでしょうね。

    返信削除
  2. >珍事さん

    ありがとうございます。
    ぼくが最前線の現場で30年以上やってこられたのは、
    人並み外れた才能があったからでもセンスがあったからでもなく、
    ただ「気分転換が巧かったから」ということに尽きます。
    これ、ホントです。
    おかげで胃も傷めずにすんでます。

    返信削除
  3. シグナル伝達2012年6月30日 19:13

    F2.8まで開けるのは凄いです。
    ご存じかどうか。水中で絞りを絞っての撮影を「おっさん撮り」、開けて撮るのを「若者撮り」と言われております。
     GSは函館で再出発のようですね。

    返信削除
  4. ぼくの場合はAF頼みの「若者撮り」なので、ちょっと上げ底かも(笑)。
    …GSが函館でオープンしたら、
    時間を作ってぜひ一度行きたいと思っています。
    仙台にいると函館はJRでも行けるので、ちょっと有利かもしれませんね。
    函館(臼尻かな?)の海でお会いできるのを愉しみにしています。

    返信削除
  5. こんにちは。
    昨年西伊豆井田で30センチほどのオオウミウマを水深25メートル位のところで
    二日に渡り発見。
    写真にとって今年の年賀状にしました。初めてみた大きさだと
    インストラクターさんもおっしゃっていました。インストラクターさんが
    ツンツンしたら必死に逃げましたがマヌケな雰囲気が愛らしかったです。

    返信削除
  6. >ごんぞうさん

    井田は大好きな海(ポイント)のひとつです。
    そう言えば、最近行っていないなあ…。

    返信削除