秋刀魚の季節がやってきた。


きのう、きょうと東京出張。
東大の先端科学技術研究センター、
アイソトープ総合センターを撮影し、
最優先の国策として除染を徹底すべきだと訴える
児玉龍彦教授にインタビューをした。

東京出張なので自宅に泊まる。
息子がボランティアだとかでインドネシアに行っているので、
妻と二人だけである。
二人とも仕事が忙しいこともあり、
「デート」と称して外食を愉しむことにした。

今夜は荻窪駅前の小料理屋「有いち」。
鱸や鱧などの夏の魚は食べ納めで、
大好物の秋刀魚が美味しくなってくる季節だ。
以前にも書いたことがあるはずだが、
この店の秋刀魚の押寿司は独特の仕事がしてあり、
酢で軽く〆た秋刀魚の上にほろ苦い肝が載せてあるのがいい。
スライスしたスダチと一緒に頬張ると、
鮮烈な香りと酸味が脂の乗った身の旨さを引き締めて絶品。

今年のサンマ漁は出足が悪く、
8月に釧路で買ったときには一尾が250円もした。
最近ようやく脂が乗ったのが安くなってきて、
仙台あたりでも一尾90円くらいで買えるようになった。
三陸では秋刀魚の刺身を酢味噌で食する習慣があるが、
それを食べさせてくれた宿は海に近く、
きっと津波の被害を受けただろうと気になっている。
…久しぶりに“三陸風”も食べたくなってしまったなあ。


コメント

  1.  少し心にゆとりが出たかと思いながら読んだ。放射能の後始末も息の長い仕事で、それを追う仕事も果てしなく続くだろう、もう少し気楽に対応したら良い。
     適当に憤慨し、涙しながら程々に良い番組を作り続けて欲しいものだ。

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  2. ほどほどにやります。
    気分転換の巧さは定評のあるところなので…。
    いつも思い詰めてたら、やってられんわ、こんな仕事(笑)。

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