千駄木の大銀杏

退院して今後の治療方針を決めるため通院する妻につきあって都立駒込病院。
病院からメトロの千駄木駅まで歩いて、千代田線で会社に向かう。
途中、千駄木の丘の上の児童公園で銀杏の古木を撮影した。
ぼくは古木・巨木の類いが大好きなのだが、この千駄木の大銀杏にはとりわけ愛着がある。
銀杏といえば「並木」と反射的に言葉が出るところを、
枝を刈り込まれながらも一本だけ屹立した、この古木の孤高の佇まいが好きなのである。
今年の春に撮った、新緑が目立つ時期のこの樹の写真をiPadのログイン画面に使っているほどだ。

午後は生活保護をテーマにした「ETV特集」(12/26放送予定)の編集につきあって、
夕方は、北海道南空知地区(栗山、由仁、夕張)の医療問題に関心を持つ地方議員有志との懇談。
会社にとって返して、またしばらく編集に口出しをして、来年春に放送予定の番組の打ち合わせをこなす。

懸案事項がいろいろあって何となく気疲れをして帰宅すると、
我が家に滞在中の妻の恩師の娘さん(アメリカの音楽大学を出ている)がピアノの演奏を聴かせてくれた。
演奏を終えて「好きか?」と訊くので、「My favorite」と答えてCDのグレン・グールド全集を見せた。
すると、彼女は、
グールドの「ゴールドベルグ協奏曲」の最初と最後の録音の差異について論文に書いたのだという。
グールドの演奏の深み、素晴らしさについては言葉を尽くしても言い足りないのだが、
なにせぼくは中国語も英語もちっとも出来ないので、何となく曖昧に笑ってそれでオシマイにした…w

コメント

  1. 晩秋はねぇ・・・
     ブラームスの間奏曲集を
     ボーっと 日が 短くなった 夕方~日没に
      聞くと・・
     沁みますねん。。

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  2. ブラームス、いいなあ。
    すべてを忘れて大好きな音楽に没頭する、
    そんな心の余裕を失って久しい気がします。

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