ブログの効用(?)


きょうは岩手県議会県政調査会で
藤沢町民病院の佐藤元美先生がお話しをなさるので撮影にうかがった。
実は佐藤先生から
県政調査会のことはうかがっていたのだが、
「明日のスケジュールを今日たてる」
忙しさのなかでついつい失念していたのである。

それが判ったのは、今朝、
先生がこのブログに書き込んで下さったからだ。
しまった! きょうだったか!?…というわけで、
すぐに県議会事務局に電話をしたところ、
取材するのは問題ないという話。

そこで急きょスケジュールを変更して
(昨夜泊まった)遠野から盛岡に走った。

ネットの受信環境が整っている宿でなかったら、後の祭になっていたかもしれないところである。

お話のおおまかな内容は佐藤先生がご自身のブログにお書きになっているが、

時おりユーモアも交えたお話しぶりは、とても面白くて、刺激的なものだった。

先生には今度の番組に出演していただくので、

先生のお話の内容それ自体の価値はもちろんのこと、

それを番組に活かす手立てのヒントをいただいたことで、ぼくにとっては二重に有益な一日となった。

実は、先日お訪ねしたおり、ブログとカメラの話でけっこう盛り上がってしまったので、

先生が県会議員さんたちに「ブログに掲載するので写真を撮らせて下さい」と仰有ったときには、

ぼくは思わず笑ってしまったのだが。

そういえば、やはり番組に御出演いただく千葉県立東金病院の平井愛山先生も大の写真マニアで、

どこにいくにもデジタル一眼レフをぶら下げていらっしゃる。

番組の収録が終わったら、今度は写真の話で盛り上がりたいものだ(笑)。


今回のロケは桜前線とのデッドヒートみたいなもので、

一関は満開、紫波は三分咲き、遠野はまだまだこれからだった。

きょう盛岡に入ったら、いきなりほぼ満開の状態。

タクシーの運転手さんの話では、きのう今日で一気に開いたものらしい。

県議会のすぐそば、裁判所の前庭には、国の天然記念物の「盛岡石割り桜」がある。

その名の通り、岩を真っ二つに割って成長した桜の古木で、樹齢350年〜400年だという。

その生命力と艶やかさは、我ら中高年にそこはかとない希望を与えてくれる。



コメント

  1. ブログへのリンクありがとうございました。
    議員や首長など「選挙の人」はカメラを向けると瞬間的に良い笑顔を作る訓練が出来ています。手を差し出すと必ず握手してくれます。
    私は議員は住民の代表ですからとてもリスペクトします。
    笑顔で笑って,リラックスして,ほどよい緊張と距離感で「岩手の地域医療」という難問に取り組んでいただきたいと願っています。
    写真の話,楽しみです。私の写真は初めて勤務した県立宮古病院で100体の剖検がスタートです。6000枚のマクロスライド写真を撮影しました。失敗から多くのことを学びました。静かな写真,動きのない写真と言われることが多いのですが,その影響だと思います。

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  2. >佐藤元美先生

    こちらこそ、ありがとうございました。
    剖検の写真からスタートですか、うーん…重いですね。

    ぼくは、仕事を始めて最初にもらった給料でニコンFMを買いました。
    二回目の給料で28mmと135mmのレンズを買ったはずです。
    当時(1979年)、田舎の放送局ではムービーカメラはまだ貴重品で、
    スチール写真でニュースや番組を作ることも珍しくありませんでした。
    新人時代(釧路放送局在勤)は仕事ですからなんでも撮りましたが、
    北海道の広くて蒼い空が好きで、
    プライベートでは空(のある風景)ばかり撮っていたのを記憶しています。
    「剖検」と「空」…対照的なスタートですね。

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  3. 私は1979年卒業で,岩手県立宮古病院に勤務しました。仕事でぜひ必要に思われて初任給のすべてをつぎ込んでニコンF2フォトミックとMicro-NIKKOR 55mm,リングストロボ,28m,135mmを購入しました。仕事ではシビアなピント合わせと露出で苦労し,オフでは28mmで絞り込みパンフォーカスで撮影をしていました。その後広角ズーム,望遠ズームを購入しましたが結局仕事ではマクロレンズ,プライベートでは広角パンフォーカスが続きました。昨年春にD40を購入して写真の魅力にとりつかれ,最近D90を購入しました。マジソン郡の橋ならぬ東磐井郡の橋をテーマに撮影を続けています。橋は我でもなく彼でもなく彼我を結び,彼我を定義するものと考え,医療の在り方を示唆しているように思います。

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  4. F2フォトミック…ぼくの憧れの銘機でした。
    ついに手にすることはありませんでしたが、
    F3,F4と連なるニコンのフラグシップのなかで一番風格がありましたね。

    ニコンを中心としたカメラ道楽はその後も延々と続き、
    五十の声を聞いてなお貯金がない大きな理由になって、妻に怒られています。
    フィルムカメラはF80が今も手許にあります(専ら水中で使っていました)。
    でも、ニコンがフィルムスキャナーの開発を止めたので、
    いまのMacOSでは使えなくなってしまい、現在ではオブジェ化しています。
    レンズも24mm、60mmMicro-NIKKOR、105mmとあるのですが…。
    考えてみれば、もったいない話ですね。

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