一年ぶりに羅臼の海に潜る

きのう今日と知床の羅臼の海に潜った。
去年もこの時期(6月の下旬)に潜ったので、ちょうど一年ぶりだ。
羅臼の海は云わばぼくの“ホームグラウンド”だが、
バスが休日は間引き運行で不便になったこともあって、
去年はたった一度だけしか潜りにくることができなかった。

この時期、羅臼の海はベビーラッシュで、
体調5mm弱〜1cm強の稚魚たちがうようよしている。
愉しいのだが、小さ過ぎて老眼の目にはピントを合わせるのが至難。
ぼくは専らオートフォーカスを使っているのだが、
フォーカスエリアより被写体が小さいので難しいのである。
そのうえ、水温がまだ5〜6℃台と冷たい。
水底でじっと動かずにカメラを構えていると体が冷えて震えがくる。
震えがくるから、ますますフォーカスを合わせることが難しくなる…。

最初の写真はヒラダンゴの稚魚。
一年にこの季節だけ、浅場に上がってくる。
独特の模様が美しいのだが、今年は地味〜ッな個体が一匹だけ。
二枚目はナメダンゴの稚魚たち。
ナメダンゴは羅臼の海の主役格の魚で一年を通して見ることができる。
6月は卵が孵化する季節で、
オキツバラという海藻の上に稚魚がごちゃごちゃと乗っている。
可愛いが老眼泣かせである。
三枚目はヤドリイバラモエビの稚エビ。
体長1cm弱だが、親と同じ模様、色あいなのが新鮮に感じられる。
四枚目はアツモリウオの稚魚。
親は色鮮やかな紅い魚だが、なぜか稚魚は黒のモノトーン。
(ときに白いのもいる。)
成長とともに色が出てくるのだろう。

コメント

  1. シグナル伝達2011年6月19日 22:28

    ヤドリイバラモエビの幼魚まで見れたのですね。
    被写体豊漁だったようで何よりです。

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  2. >シグナル伝達さん

    大いに愉しませていただきました。
    でも、老眼が本当に辛くなってきましたね。
    土曜日は羅臼診療所の日直応援の先生も潜りに来て、
    とても喜んで帰られました。
    今度は奥さん(もドクターでダイバー)と一緒に来るそうです。
    帰りには「知床びらき」の会場に顔を出して、
    川原嬢ご推奨の「根室さんまロール寿司」を食べました。
    これはなかなかの美味ですので、機会があれば是非。

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