きょうは雨の日曜日。
自宅でぼんやりしている。
昨夜は番組の完成祝い(?)で
かみさんと最近お気に入りのイタリア料理店「オステリア イルドラゴ」(池尻大橋)で夕食、
いささかワインを飲み過ぎた…というのか、疲れが出たのだろう、いつになく酔ってしまった。
そんなわけで、午前中を無為に過ごしてしまったのだが、
午後は新宿に映画(「冷たい雨に撃て 約束の銃弾を」)でも観に行くつもり。
…すったもんだがあったけれど、番組はきのう無事に完成した。
一週間で30分延ばすという荒技を使ったので、厳密に云えば5分弱は「ゆるい」かもしれない。
つまり、あと2〜3分でも刈り込めば、もっと展開がタイトになっただろうということ。
しかし、それほど酷い傷口を開けていることにはなっていないはずである。
現在、日本中で、自治体病院の建設をめぐって問題が噴出しているので、
タイムリーな番組にはなったと自負している。
ETV特集
「病院は建てたけれど 〜地域医療・混乱と模索の現場から〜 」
今夜10時・教育テレビの放送。
間違ってはいけない、90分の番組(笑)です。
ぜひご覧ください。
また、ご感想など率直なところを書き込んでいただければ幸いです
今日ですか?
返信削除観よう!
と思ったけど、アンテナ線が無かった・・・
>匿名さん
返信削除いまどきアンテナ線がないって…(汗)。
もしかして、南の方の離島にお住まいの方?
世間は口てい疫・基地等で騒いでいますが
返信削除今日の番組、忘れてはいけない問題ですね。
この番組が元で世論が盛り上がっていけば良いですね...
今日はいっぱい画面に出てこられていましたね^^
番組拝見させていただきました。今回も90分があっという間でした!
返信削除大病院の建設によって潤う人たち(大学、行政、業者etc)が確実に存在する限り、どの地域でも明日は我が身のテーマですね。争点の一つとして新病院の建設の是非を問うた選挙が取り上げられていましたが、東金病院の平井愛山医師の地道な取り組みが成果を上げはじめている地域でも、このような結果になってしまうんですね。。
公的な新病院を建設する際の予算策定について解説が加えられていましたが、あまり公開されない類の情報ですので、大変興味深かったです。建設コストが高くなる要因が端的に表れていました。
当方が暮らす京都市においては少し事情が異なりますが、市立病院、大学病院、府立病院などが“医療の充実”を競い合って、次々とキレイなハコモノが増設されています。一市民として市には赤字の地下鉄事業を先に何とかしてほしいんですが、バスの中のおばあちゃんたちの会話を聞く限り(我が母も含め)ほとんどの住民たちはキレイに生まれ変わった病院を渡り歩いているようです。。
「住民を支える地域医療」を住民もまた支えるという“理想”に至るまで、ある程度の混乱と模索はやむをえないのかもしれませんが、お役人的思考法で作成された広報には載らない基本的な情報(特に会計情報)がどんどん発信される必要がありそうです。そのためにToriさん、少しでも視聴率あげるべく引き続き頑張ってください!(笑)
>ひだかさん
返信削除ありがとうございます。
沖縄も口蹄疫も挑みたいテーマではありますが、身がひとつでは足りません。
報道の表面では騒がれなくとも
きちんと考えるべきテーマは身近にたくさんある…その思いでやっています。
>今日はいっぱい画面に出てこられていましたね^^
恐縮至極。お恥ずかしい…
>エイコンハウスさん
いつも本当にありがとうございます。
>「住民を支える地域医療」を住民もまた支える
番組で伝えたかったことは、まさにそのことの必要性でした。
そして、もうひとつ挙げるとするなら、
「医療の中身」があまりにも問われていないこと、
行政はもちろんですが、住民自体が「ハコ」しか見ていないことです。
日本が「民主主義国家」である以上、それでは医療はたちゆきません。
ぼくの場合、
矛盾は矛盾としてそのまま描くのとともに、
「主権者である住民自身を問う」というのが制作の基本的スタンスですが、
そうすると視聴率も上がらないし、評価も芳しくありません(愚痴)。
最近・・・静岡の山奥の年寄り先生のドキュメントがあって・・・
返信削除なんとなく、それと比較して診てました。
蟻と巨像みたいな縮図かな?。
巨大病院は98%で落札されたわけで・・・
もはや 地域関係者一同が 利権を漁ったに過ぎないのね。
気が重くなる60分過ぎに 薬局で 処方箋ねえと
うれねぇーのかよーという おじいちゃんのカットが
おいしかったなぁ。。。(素敵!)
こーゆーのを 抑えるの天才的ね・・・
最近、カメラワークも垢抜けてるし(ちょっと振りすぎやけど) いいマイクで集音してるし(ハンドマイクちゃうし) なんといっても複式、意識して 喋ってるし!
末は医者か・・・?
モーガン・スパーロック?
マイケル・ムーア?
今回も 見ごたえあったよん。
最近の、声高に政府あるいは行政を詰る『みの型』番組を見慣れた人たちには、自分で考える番組は馴染まないかも知れないな。しかし、大衆におもねる必要は無いだろう。だが人相はいただけないな、眼鏡でも掛けたら少しは見好いかも、良かったら時価〇〇円の眼鏡があるので譲ってもいい。
返信削除それはそれとしてご苦労さまでした。ゆっくり温泉にでも浸かって休んでくれ。
wingdaoです。mixiから来ました。
返信削除お疲れさまです。今ごろですが、やっとNHKオンデマンドで観始めました。
今から2週間かけて何度か視聴させていただきます。
>bm2さん
返信削除いつも本当にありがとうございます。
「予定価格の98%」というのはあんまりだと思うけれど、
そうもコメントはできないので、
そこらあたりの含意を察していただけるととても嬉しいのです。
爺さんは過去の番組からの使いまわしで、
放送時間が30分延びた(という言いかたもオカシイですが…)ために復活。
いかにも千葉の漁師町の爺様でしょ?(笑)
新撮しても決してこうは撮れないのでアンコールに応えて?またまた登場。
ぼくはあの爺様が大好きなのです。
「海外旅行でもしてんだろう、医者の野郎」って、いいよなあ…(爆)
で、複式って何?
複式学級のわけはないし…もしかして腹式呼吸??
>傘寿+1の抵抗殿
見ていただいてありがとうございます。
ただし、「人相」は「親譲り」なので言われたくありません。
かみさんにも「白髪が見苦しい」だの「口の閉じ方が変だ」とか、
散々本質に関係のない批判をされまくっているので聞きたくありません。
会社に来たモニター報告にも、
ディレクターの顔なんて見たくない、
声なんて聞きたくもないってのがあって、落ち込んでいます…。
内容を考えずに建築された豪華な病院。ハコモノとはよく言ったものです。彼らは何を期待してそれを作ったのか。そこを利用する住民か、良質の医療か、それを提供する医療スタッフか。いずれでもなく、本来の目的から離れた利益誘導型ハコモノ劇場が全国に展開し、医療崩壊を助長し、そのつけが住民や医療スタッフに回ってくるという現実。無関心な市長、良質な医療を追及する院長の責任をひたすら追及する経営再建委員。聞き心地の良い言葉に新病院建築を選んでしまう住民。矛盾をはらみながらも、現代医療崩壊の「仕組み」の一端とそれに対する方策を無言のままに浮かび上がらせた、「内容」のある番組であったと思います。私も爺様に一票。
返信削除>wingdaoさん
返信削除ありがとうございます。
ご覧になりましたらご意見をお聞かせ下さい。
>シグナル伝達さん
番組を正面から受け止めていただいて、本当にありがとうございます。
やればやるほど、医療をめぐる矛盾の「闇」は深いと感じています。
「どんな医療」という内実を考えずに、
行政も住民も(マスコミも)半ば無意識のうちにハコだけを見ている。
ハコしか見ていないのだから、形骸化は必然の帰着です。
住民がきちんと勉強をして真の意味の「主体」になっていかなければ、
医療に限らず、社会そのものが閉塞していくように感じています。
ところで、先生、最近潜っていますか?
ぼくは去年の夏以降ほとんど「陸に上がった河童」状態です(涙)。
6月末には、一年ぶりで羅臼に行こうかと予定していますが…。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除週末は日当直で番組を見れませんでしたが、本日オンデマンドで拝見しました。近隣の県立病院が豪華ホテルなら、民宿風チープな我が病院が一層いとおしくなりました。町民病院では昨年4月から、民間コンサルタントによる経営診断を受けて、外部委託の徹底的な見直しを行い決算予測ではかなりの効果がありました。理にかなったことがそのまま実行できることが、いかに恵まれた環境であるかを改めて実感しました。しっかり見て、議論し、考える材料になるすばらしい番組と思います。
返信削除>佐藤元美先生
返信削除わざわざオンデマンドでご覧いただくなんて恐縮です。
先生が
「理にかなったことがそのまま実行できることが、いかに恵まれた環境…」と
お書きになるところにこの問題の根深さを感じざるを得ません。
そう云われてみると、確かに理不尽なことだらけです。
(少なくとも医療者の立場からみれば理不尽極まりないに違いありません。)
ぼくのところには、放送後、
ちょうど建て替え問題に直面しているという院長先生から相談がありました。
文面からは、一人でお悩みになっていた様子が窺えます。
近日中に一度お訪ねして情報交換をしてこようかと考えています。
どうもありがとうございました。
番組拝見いたしました。
返信削除とても興味深い番組ですね。
公共事業というのは麻薬のようなものなのでしょうか。
こういう田舎で医療崩壊が起き、いろいろなことがありましたが、それはこういう田舎だから起きた、というものでも無いのだということが良く分かりました。
結局東金市でも、現在の医療体制を守ろうとするのではなく、大病院建築に向かうというのが何とも・・・。
それにしても、大病院を建ててやったんだ、あとは医者が何とかしろでは・・・。
(医者が来ないのは研修医制度が悪いんだし)
まったく無責任ですね。
そうそう、せたな町も結局は国保病院に2人着任。
瀬棚診療所は、非常勤ですが一応確保できてますから。
私が働く病院も最近立て替えの話が動き始めています。(救急医療を行うような病院ではありません)重症心身障害児の病棟などがあるような病院です。國から立て替えのお金が下りてきたようです。
返信削除働いている私が言ってはいけませんが(笑)立て替えが必要とは思えません。古い病院ではありますが、建物にお金を使うより、もっと他にお金を使う所があるとおもうのです。ただ、いくら下がこう思っていても、お金が下りてきて、立て替えが可能になれば、やっぱり立て替えを行う状況になっていますし、それにより借金を背負う。。。って事を師長などは考えていません。
私は潰れるんじゃないか???と怖くてたまりません(まあ、潰れたら他の病院に行けばよいのですが。。。笑)借金は結局、私たちの税金や給料からと思うと。。。。。くわばらくわばら(爆)
師長さんに番組を見てね!って、宣伝しておいたんですが、見てもらえませんでした。。。。泣
始めてお顔を拝見いたしましたが。。。イメージと違っていました(笑)なんか、もっと、厳しいお顔をしてらっしゃるかと思っていました。お優しい表情の方だったので拍子抜けしてしまいました(笑)すいません。勝手にイメージしてました。
>moriさん
返信削除ご無沙汰しています。
医療を「公共事業」として期待することは、
番組のなかでも云ったように必ずしも否定するものではありません。
でも、そうするなら、
必然的に発生するツケの部分も
自治体(行政…ひいては住民)が負担すべきだろうと思います。
サービスは手厚くほしい、地域の活性化にも役立ってほしい、
でも負担は軽くなきゃ困る…というのでは世の中通らないでしょう。
医療に限らず、
「公共」はタダ、もらって当然と思っているところが、この社会の病理かな?
>あつこさん
>なんか、もっと、厳しいお顔をしてらっしゃるかと思っていました。
お優しい表情の方だったので拍子抜け…
ぼくって、どーゆーイメージだったのでしょうか?(涙)
公立の医療機関の場合、
医療者自身にも「返済せねば」という観念が希薄なのかもしれないですね。
ぼくは世論の尻馬に乗って「お役人叩き」をする気はないのですが、
(ぼく自身も半ば公務員のようなものですし)
でも、取材していて、
「自分の金じゃないからできるんだな」と思うことが少なくありません。
実はうちの会社も凄くそういうところがあります…全然意外じゃないか?(笑)
医療者もテレビ屋も、いつのまにかお役人と同じ感覚を持ってしまうのかも…