同期が集まれば…

今日はナレーション入れ。
あいまに廊下で同期のI(某番組部部長)とすれ違ったら、
今夜、同期で集まるんだけど…と誘われた。
仕事が順調に終わったので、
Iのいきつけらしい百軒店の焼鳥屋に顔を出す。
集まっていたのは
同期のプロデューサーや
(既に現場を離れた)元プロデューサーら8人。
わが社はもうじき管理職人事の季節なので、人事の噂話に花が咲く。
ぼくは、ほとんど何も知らないので話についていけない…

これでもサラリーマンのはしくれだから、
人事に興味がないなどとカマトトぶる気はない。
しかし、取材やロケで会社にいないことが多いし、
会社にいるときはたいてい編集室に籠もっているから、
人事の情報など知りようがない。
結果として、無関心…ということになってしまう。
(「人事」とは、自分に関係ないときは「ヒトゴト」と読むらしい。)
集まった仲間はぼく以外は全員ラインの管理職で、
組織というものは
ピラミッドの上に行けば行くほどポストが少なくなるから、
人事は切実である。
Iはどうやらどこかの放送局の局長に転出するらしいが、
今年は会長の方針で局長クラスの若返りを図るという話で、
ぼくらの同期は割を食って
順番を飛ばされてしまう可能性があるのだという。
ぼくはハナから局長になる可能性などないので、
そう聞いてもまるで「ヒトゴト」である。
皆の話を聞きながら、
出世に無縁の俺って
サラリーマンとしてけっこう幸せなのかも知れない、と思った。

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